Q&A
仕事編
Q制御システムについて教えてください。+―
A自動車、家電、産業ロボットなどあらゆるものが制御によって動いています。人間で例えると“脳”の役割です。ごはんを食べる時に左手に茶碗、右手に箸を持ち、箸でごはんを口に運び、歯でご飯を噛み、飲み込む。毎日、当たり前に行っているこの動作は全て脳から関節や筋肉、指、口などに“これくらいの力でこのように動け”と指令を送っています。工場などで自動化されている生産ラインからコンビニ・カフェのコーヒーマシンに至るまで、全てが制御によって動いています。機械へ電気を供給し、動作をコントロールする装置が入っているボックスを制御盤と呼びます。見た目は金属の箱ですが、その中にはメーターやスイッチ、タッチパネルが取り付けられており、ボタン操作や遠隔操作で思い通りに機械を動かしています。この制御盤と機械を連動させるために、回路設計やプログラミングを行い、一つのシステムを構築します。
Q 検査課の仕事内容について教えてください。+―
A 製品の塗装や動作に不備が無いかをチェックし、不備があったときには、再発を防ぐためにはどうすれば良いか様々な部署と連携しながら対策を練ります。時には県外へ出張してメンテナンスを行ったり、お客様に製品の説明をしながら立会検査をすることもあります。国家プロジェクトの品質保証に関わる重要な仕事です。
Q 生産管理職の仕事内容について教えてください。+―
A製品をつくるための必要な部品の発注を行ったり、届いた部品に不備がないかをチェックします。また納期に間に合うように社内のメンバーや協力会社様と連携を取りながら必要な部品の管理を行います。部品がなければ当社のモノづくり全てが滞ってしまうため責任重大な仕事です。
Q 営業職の仕事内容について教えてください。+―
A既存のお客様を中心に、お客様からのご要望に対して、様々なモノをコントロールする制御製品の提案を行います。また社内メンバーともコミュニケーションを取りながら、お客様に納期通り納品できるように納期の管理も行います。当社の代表として、責任をもってお客様と信頼関係を築いていく仕事です。
Q 管理系総合職の仕事内容について教えてください。+―
A経理財務や総務人事などの働く人を支える仕事をして頂きます。具体的には帳簿への記帳や請求業務、来客対応や備品管理などの事務仕事から始まり、将来的には資金調達や予算管理、人事戦略などを担っていただき経営企画として社長の右腕となることを期待しています。
Q 設計開発職の仕事内容について教えてください。+―
A防衛関連・船舶関連・産業関連における制御システムの設計開発を行います。すべてオーダーメイドで開発するため、お客様とのヒアリングを行い、構想設計から、制御盤の機構設計、電気・回路の設計、ソフトウェアの設計などハードからソフトまで全ての設計に携わります。自分で手掛けた世界でたった一つのオリジナル制御システムがお客様の役に立つことが、やりがいに繋がる仕事です。
Q 会社の強みについて教えてください。+―
A事業内容ページをご参照下さい。残念ながらHP上ではお伝えできない内容もあるため、説明会・面接でお話させて頂きます。
Q業績について教えてください。+―
A創業以来、赤字の年は数える程度で、直近10年も黒字経営を継続しています。要因としては、官公庁と民間企業の仕事を両方携わっていること、民間企業の仕事においても幅広い業種を手掛けていることがリスクヘッジとなっています。
採用編
Q応募資格はありますか。+―
A特にございません。どの学部学科の方でもご応募して頂けます。将来的に幹部候補生として活躍したいと思う方のご応募をお待ちしています。
Q休日休暇について教えてください。+―
A土日祝休みの完全週休2日制。年間休日は120日前後です。
Q有給休暇について教えてください。+―
A年間平均取得日数は10日前後です。当社では有給取得を推奨しています。 初年度は年間10日(以降毎年1日増、年間最大20日)
Q選考フローについて教えてください。+―
A基本的には2回の面接を行い内定が決まります。人物重視の採用です。
Q勤務地はどこになりますか。+―
A勤務地は大阪本社のみです。転勤はありません。
Q入社後の研修について教えてください。+―
A入社前、入社時、入社後の1年間は外部にて社会人研修を定期的に実施します。仕事に関してはOJTで社長や先輩のもとでじっくり指導します。
Q残業時間について教えてください。+―
A月平均10時間程度です。
Q給与や賞与について教えてください。+―
A昇給に関しては、大阪市の製造業における平均昇給額以上に設定しています。また、年功序列ではなく、頑張った人が報われる評価制度です。ちなみに現社長が新卒入社してから35年以上、年2回のボーナス支給は継続中です。
Q求める人物像について教えてください。+―
A当社の営業は既存のお客様とのやり取りがほとんどなので、お客様と長い付き合いをしながら、信頼関係を築いていきたいと思う方をお待ちしています。また、営業職の募集でありながら幹部候補生の募集でもあるので、社長と共に会社の未来を創りたいと思う方を歓迎しています。向上心があり真面目にコツコツと取り組める方が向いている仕事です。
Q職場の様子や雰囲気について教えてください。+―
A仕事中は静かで仕事に没頭できる環境ですが、休憩中は和やかでアットホームな雰囲気です。
実績編(民間需要)
Q具体的にはどのような実績がありますか【物流業界:ワインの物流/保管倉庫】+―
A物流業界の中でも、温度管理を必要とする物流倉庫がメインです。特に食品関連が多く、最近の実績で言えばワインを保管する倉庫があります。目的はワインの品質を一定に保ち、ベストな状態で出荷できるよう保管することです。例えば、「室温17℃±1~2℃」「湿度45%±5~10%」の条件を維持したい場合、17℃の冷風を出すだけでなく、湿度の調整を行うために吹き出し口にヒーターを設置し温める必要があります。冷風と温風の温度設定、倉庫内の気温と湿度、空調機の配置と台数など、様々な条件を考慮しながら制御システムの設計を行います。また、物流倉庫は体育館ほどの広さの貯蔵庫が複数あるような現場が多く、1日に3~4回見回り点検を行うだけで多大なマンパワーと人件費がかかります。このような課題も自動制御で省力化し、品質の安定とコストダウンを図りました。
Q具体的にはどのような実績がありますか【医薬品業界:薬品/ワクチン】+―
A物流業界の実績と同じように温度管理が多いです。対象物は菌やワクチンなどお客様によって様々ですが、数十億レベルの高額な製品を保管します。温度管理にトラブルが発生すれば、数時間で数十億の損害が発生してしまうため、リスクヘッジを考慮したシステム設計が必要になります。例えば…冷凍機本体が故障した場合、すぐに予備の冷凍機を作動させ、室温を維持する。 例えば…停電した場合、すぐに発電機を起動させ、各保管庫の冷凍状態を維持できるよう、節電しながら各冷凍機に給電し、応急処置をする。このように損害が甚大になる分野ではリスクヘッジを最優先に考えたシステムを提案しました。
Q具体的にはどのような実績がありますか【テーマパーク業界:遊園地】+―
Aテーマパーク(遊園地)に当社の制御システムが活躍しています。実際に某有名テーマパークのボートのアトラクションやジェットコースターなどに実績があります。例えばボートのアトラクションでは、乗り場の水面下に出発用・待機用・到着用のコンベアが複数並んでおり、その上にボートがスタンバイします。「コンベアを正しく動作させ、ボートがぶつからないようにすること」「経験の浅いアルバイトの方でもすぐに操作方法を覚えられること」を提案。基本的に水流や水深などは一定ですが、ボートに乗る人数や総重量、乗る場所などによってボートの沈み具合が変わり、速度がランダムになってしまうため、その許容範囲を計算し、コンベアを動かすタイミングを制御しました。また、操作ボタンを一つにすることでミスを減らし、万が一ミスしてもロックがかかったり、緊急ブレーキが発動するといったシステム設計を行いました。
Q具体的にはどのような実績がありますか【土木インフラ業界:津波対策の水門ゲート】+―
Aこれまで河川やダムなどの土木インフラや、水道局などの公共インフラに納品実績があります。今回ご紹介するのは現在もメンテナンスで携わっている和歌山にある漁港の水門ゲート。漁港には船着き場や防波堤、加工・保蔵するための施設などがあり、高潮や津波によって甚大な被害が発生するリスクを抱えています。センサーで水位を感知し、異常レベルに達すると水門ゲートが閉まるというシンプルな制御システムです。日常的に使用することはありませんが、万が一の時に確実に動作させることが重要ですから、高精度な技術とメンテナンスしやすい設計を行いました。今後、南海トラフ大地震をはじめとした未曽有の災害に備えて、制御システムのメンテナンス/更新を進めています。
Q具体的にはどのような実績がありますか【食品小売業界:スーパー】+―
A今回ご紹介する実績は非常に特殊な案件のため、詳細は割愛し、大まかな説明をさせて頂きます。用途はスーパーに設置する空調機。本体は屋上や屋根裏に設置され、余り目立ちませんがスーパーの陳列ケースの冷凍・冷蔵で発生する廃熱(エアコンの室外機から出る温風を指します)を利用して除湿する省エネのための空調機です。室内を50%以下まで除湿することにより室温が29℃でも涼しく感じることができ、省エネとなります。また、陳列ケースの足元から除湿空気を吹き出すことで、陳列ケース前の底冷えを防ぎ、お客様の足が止まりやすく購買意欲につながるとの論文がアメリカで発表されています。この案件で最も重要なのは、廃熱を“除湿するための空気”に変換する除湿ロータの乾燥でした。廃熱利用で熱量のコントロールができないため、再生ファン風量を増減し、一定の温度(企業秘密)にキープする必要がありました。以前の方法ではコストがかかる上に、システムのアップデータがしづらく、制御技術の精度も不安定でしたが、独自の提案により、「低コスト」「更新作業の簡略化」「制御精度の向上」を実現し、現在では10年以上続くロングセラー商品となりました。