社員メッセージ
国家プロジェクトの品質を保証する仕事
製造部検査課 今村匡孝
私は、現在検査部門で製品検査全般を行っています。製品検査と一口に言ってもその分野は様々あり、製品が塗装された時に色見本の通りに塗装されているかどうかをチェックしたり、製品が完成した時には動作チェックを行ったりと、製品の外観や部品に不備がないかどうかを隈なく確認しています。国家プロジェクトの品質を保証している重要な部署のため責任は大きいですが、その分やりがいも大きいです。
検査は、早いものであれば数時間で完了するものもありますが、チェック項目の多い製品になると1か月以上かかることもあります。全体の最終チェックを行う部門のため、ミスが無いようにひとつひとつ入念に検査することを常に心がけています。
検査部門は黙々と製品に向き合うようなイメージを持たれるかもしれませんが、実はそれだけではありません。時にはお客様から「製品に不調がある」というご連絡を受けて、県外へ出張しメンテナンス作業を行うこともあれば、立会検査でお客様に製品に関する説明をすることもあります。お客様にきちんと納得してもらえるまで丁寧に分かりやすく説明することを意識して、メンテナンスや立会検査を行っています。
検査をする中で見つかった傷や動作不良をそのままにせず、なぜ起きたのか原因を追究することも私たちの大切な仕事です。不備を起こした人を追求するのではなく、再発を防ぐためにできることは無いかを探し、製造にかかわるすべての部署との連携を図ります。
製造に関する専門知識は、入社後の研修でしっかりと身につけることができます。文系の方や製造未経験の方でも業務をこなせるように私たちも全力でサポートしますので、ぜひ一緒に国家プロジェクトの品質を守る仕事をしましょう。
桑畑電機を支える陰の立役者として
資材部 中村公洋【2016年入社 大手前大学出身】
私は桑畑電機に入社する前は全く違う分野の勉強をしており、電気に関しての知識は全くありませんでした。会社の雰囲気に魅了され入社を決めましたが、不安を抱えたままでした。しかし、実際入社してみると面接時に感じていた通りの雰囲気の良さで、どの社員の方も丁寧に電気の知識や仕事について教えてくれ、不安はすぐに払拭されました。
入社後はまずは営業職として働いており、桑畑電機の商品のことを学びながらお客様との信頼関係を築いてきました。そして2023年から自ら希望して資材部購買課へ配属されました。一見製造過程で使う部品を購入する単純な仕事に思えるのですが、お客様・当社の社員・協力会社様の連携をいかにスムーズに行い、納期通りに製品をお届けするかは私たちにかかっています。設計部から届く手配書をもとに発注書を作り、協力会社様へ部品の発注を行います。その後届いた部品を検品するのも私の重要な仕事です。万が一不良品があった場合は速やかに連絡をとりながら、再発防止にも努めます。
この仕事で一番難しいのが、調整業務です。急な依頼が入った際など、いかに品質を落とさずに納期通りに間に合わせられるかを考えて行動します。協力会社様と連携を取りながら部品がいつ届くのかを把握し、社内の製造部や営業部に伝えながら対応していきます。段取り良く調整ができ、納期に間に合った際は達成感をあじわうことができます。
私たちの仕事は常に先を見据えること。各部品届くまでにどのくらい時間がかかるのか、予備をどのくらい準備しておくか、目先のことだけでなく数カ月後を見据えて情報収集し、各所と連携をする必要があります。一つのミスで会社の製造が遅れるだけでなく、お客様先にも多大な迷惑をかけることになるので、責任重大な仕事です。その分やりがいも大きく、「ありがとう!助かった!」と言われることが日々のモチベーションに繋がります。決して目立つ仕事ではないですが、陰の立役者として今後も当社のモノづくりをよりスムーズに行えるように支え続けたいです。
一人一人を大切にしてくれる会社
技術部設計課 古市 尚生【2021年入社 立命館大学 理工学部 電子情報工学科出身】
私は企業規模や知名度よりも「一緒に働く人」と「やりがい」を重視し就職活動を進めていました。その中で桑畑電機の説明会では最初から1対1で社長が対応してくださり様々な話をしてくれました。また、選考に進むと社長をはじめ上司や先輩になる人達と何度も話す機会があり、良い所も大変なこと所もありのままをフランクに教えてもらえます。ここまで一緒に働く人が見える選考会はまずありませんでした。中小企業でありながら、高い技術力を活かした独自性のある事業を展開しているので業績自体も安定している点も興味を持ったひとつでしたが、最終的な決め手としては、社長と話をしている中で「どんな仕事にも楽しさを見いだせる可能性があります。私と一緒に仕事をしてみませんか」と声をかけて頂いたことです。それが何よりも私にとっては有難く、こんなに私に熱心に話をしてくださるということは「人」を大切にしている会社だと思い入社することに決めました。
現在は食品業界などで用いられる冷熱設備の制御に関する分電盤や配電盤、制御盤などの図面作成から、それを製作するための部品の選定など一連の設計業務を行っています。当社はお客様に合わせてフルオーダーメイドで一から自社開発していますので、常に新たな設計思想で仕事に臨めます。その分機械、電機、ソフトの幅広い技術を必要とされ、私も最初は分からないことも多かったのですが、桑畑電機では上司や先輩社員はもちろん社長にも気軽に質問ができるので、色々な角度から知識を吸収することができます。また社長の近くで仕事ができるので、技術面だけでなくトップの方の考えに常に触れることができ、仕事に対しての意義や責任感を日々実感しながら働くことができます。
一つのプロジェクトをすべて自分の裁量で動かす、桑畑電機だからこそできるやりがいがあります。お客様の希望に最大限に応え、社会に貢献できることを目標にエンジニアとしてキャリアを積み重ねていきたいと思います。
仕事の責任とやりがいを感じています
営業部 梶村正幸【2010年入社 摂南大学 外国語学部出身】
私は桑畑電機に新卒で入社をしました。入社当初は、歴史があって安定している雰囲気の良い会社という印象でしたが、営業の仕事をする中で当社の凄さを感じることになりました。それは大きな国家プロジェクトの一端を担っているということです。しかも、今までの先輩達が築いてきた仕事によって絶大なる信頼を得ているということです。もちろん国家プロジェクトであるが故に責任も大きいですし、それらの仕事が完了した際は、ニュースなどの報道で成果を知ることが出来るので非常にやりがいを感じることが出来る仕事だと思っています。
営業のスタイルは、新規開拓の営業はほとんどありませんので、基本今お付き合いがあるお客様と深い人間関係や信頼関係を構築していく仕事になります。何度もお客様とのやり取りを通じながら、お客様の要望を聞き、お客様が喜んでくれるような提案を考えていきます。その結果、お客様に喜んでもらった際にもやりがいを直接感じることができる仕事でもあります。
知識は現時点ではゼロで問題ありません。入社してからもマンツーマンで基礎的な知識から勉強できる体制が整っていますので安心して入社してください。また部署を超えたコミュニケーションなども若い社員が増えることでより活発になっていっていますので、分からないことがあれば、様々な部署に人にも気軽に質問ができる環境でもあります。
転勤がなく大阪市内で腰を据えてじっくりと働きたい方には非常に安定した仕事ができます。現在当社では若手社員の採用と育成に力を入れています。是非一緒にこれからの桑畑電機を創っていきましょう。
唯一無二の仕事ができる会社
技術部設計課 課長 辻 直樹
船舶分野や産業分野における制御システムの開発を行っています。私はこれまで両分野の業務を経験し、現在は船舶分野に特化しています。
お客様の守秘義務があり、ここでは仕事の詳細をお伝えすることができないことをご了承下さい。大まかな説明にはなりますが、船を動かすためには発電機で生み出した電気を配電盤や分電盤を通じて各艦内へ供給します。発電された電力は、安全に航海するために必要なレーダー
などの航海計器や無線設備、船内で生活するために必要なエアコンや自動ドア、料理に必要な冷蔵庫や調理器具、その他あらゆる電気製品や照明などに使われます。
また、船の主機関(エンジン)を動かすための様々な機器も電気が必要ですから、電気がストップ(ブラックアウト)してしまうと、船そのものが止まり、もし近くに他の船や浅瀬があると大変危険です。このような場合は、自動的に非常用の発電機が動き出すよう制御することも重要です。決して目立つ分野ではありませんが、当社の制御技術は人で例えると頭脳と神経の役割を担っています。船舶をはじめ、機械やロボット、自動車など多くの製品は制御システムがなければ、ただの塊になってしまいます。制御システムの品質が製品そのものに大きく影響するため、ミスや失敗は許されないシビアな世界です。だからこそやり遂げた時の達成感や、技術者としての成長を実感できる魅力ある仕事だと思います。また、国内で唯一無二の独自技術を保有し、その制御技術が国家プロジェクトに関わっていますので、当社にしかできない仕事がここにあります。